ピエール・エルメのおにぎりが、グランスタ東京に出現。ツナと柚子胡椒、カマンベールも!
9月上旬に東京・青山の洒落た一室で、和紙を使った個性的な日本のファッションブランドのお披露目会が開催されました。
まだデビューしたてで、これから盛り上げていこうという注目株。
その会場のテーブルにさらっと並べられていた白い包みにふと目をやったところ、
「ん、ピエール・エルメ ! おにぎりなんてあったっけ !??」
ピエール・エルメ氏は、フランスのパティシエ。
青山の路面店や伊勢丹新宿らの百貨店にあるのは、マカロンなどが並ぶ高級スイーツの店。
そのピエール・エルメが日本の食材をテーマにしたデリっぽいカフェ(変な言い方)「Made in ピエール・エルメ 丸の内」を2018年にオープンさせ、そのことは知っていました。
(取材までしましたから)
このカタカナロゴの「ピエール・エルメ」がその店の品なのはひと目でわかったものの、おにぎりがラインアップされたとはつゆ知らず。
そこで、
「くださいな〜」
と店員さんならぬPR担当者さんを上目遣いに見たところ、私のものほしそうな様子を気の毒に思ったんでしょうねえ、
「よろしければ何個でも」
とおっしゃっていただきまして。
そこで調子に乗り2個ゲット(それ以上はさすがに、「おにぎりとソーシャルディスタンスを保て!」との声が頭の中に鳴り響き)。
テイクアウトして持ち帰り、じっくり食べてみることに。
商品名なんぞ見ずにガサガサと袋から取り出し、中を割ってパクリと。
「お、安心のツナマヨの味。あ、いやスパイシー……ゆずだ、これ!」
と、世界3大調味料を「ごま油、鶏ガラスープ、ゆず」と思っている私は、ど真ん中の幸せな気分に。
周囲の青のりは風味程度の味わい。
ツナマヨ好きなら間違いなく「ウマイ!」って思うおにぎりです。
逆に好きでないなら、やめといたほうがいい海っぽさです。
原材料は、「米(国産)、ツナ、マヨネーズ、青のり、柚子胡椒、塩 / 調味料」
続いて、味の想像がつきにくいカマンベールチーズの一品を。
こちらも商品名を見ずに、まずはチーズなしの部分を一口。
「うん、おこわだ、おこわ」
懐かしいおこわの風味。
チーズと一緒に食べるとミルキーなコクが加わります。
カマンベールの白カビ感は弱く、よほどチーズが苦手でなければ誰にでも好まれそう。
で …… 商品名見て気づいたんですけど、米の赤い色はトマトなんですね。
おこわじゃねーじゃん、リゾットじゃん、どっちかとゆーと。
ぜんぜんわかってねーわ、おれの舌。
ピエール・エルメがかわいそう。
でもですよ、原材料見てくださいな。
「米(国産)、カマンベールチーズ、ドライトマト、塩昆布、塩 / 調味料」
この塩昆布が、いい和食感出してるんですよ。
西洋食材入りの和食ってことでOKとさせていただきます!
20年8月3日に東京駅に誕生した巨大な飲食街「グランスタ東京」。
ここに同日にオープンした「Made in ピエール・エルメ グランスタ東京」で、全3種類のおにぎりを購入できます。
(もう1種類は「ベーコンと高菜のおにぎり」)
同じものが丸の内店で売られているかは不明。
(調べてなくてすみません)
実はグランスタ東京にはまだ行ってないんですよねー、
オープンの内覧会にはPR会社からご案内いただいたんですが、ちょいワケあって行けず。
さてここで、気になるお値段をチェックしましょう。
「柚子胡椒のツナマヨのおにぎり」「ベーコンと高菜のおにぎり」は¥300(税抜)。
「ドライトマトとカマンベールチーズのおにぎり」は¥400(税抜)。
なかなかのお値段しますね。
小ぶりな大きさですし、「コスパ重視でコンビニおにぎり派」、な人には不向きかもしれませんが、
南青山と丸の内に店を構える日本料理「やんも」とのコラボに興味津々だったり、トレンドに敏感なフードブランドの提案にワクワクする人に。
日本各地と提携した食材も、本業のスイーツもずらりと並ぶのが、Made in ピエール・エルメの楽しさ。
おにぎりも含む複数アイテムを一緒に買い、何人かの集まりの場で広げるとデザインも美しくて気分がアガる店なのです。
写真 © 高橋一史
※この記事を紹介する目的以外の、まとめサイト、SNS、ブログなどへの写真の無断転載はご遠慮をお願いいたします。
from Creators記事一覧
www.pen-online.jp/creator/tag/k-takahashi/